『Project ADE』とは

【ADE?】
 「Project ADE」と聞いて、何だか胡散臭いなぁと思う方も多いでしょう。そもそも「ADE」って何?という方が殆どではないかと思います。 何かの略であることは想像出来ると思いますが、実は非常に単純明快な略だったりします(笑)。

 「ADE」とは「アイドル伝説えり子」の略で、全く英語読みせずに、ローマ字読みの「AIDORU DENSETSU ERIKO」を略して「ADE」なのです。 「子供みたいな発想かい!」と突っ込まれる方もいらっしゃるかと思いますが(笑)、何となく思いついた上に形として様になっているというのもあって採用しました。

 勿論、最初の発想以外にも「Legendary Idol Eriko」で「LIE」なども考えましたが、これだと「リエ」とか「リー」とか読まれて、違うものになってしまう懸念があったので、素直が一番!という結論に至った訳です。 ちなみにこの名称やロゴは、発起人の「こうたろ」が、勝手に決めて、勝手に創ったものなのですが、使用し始めてしまったので文句が言えない状態になってしまったものでもあります(爆)。
【〜出会い〜】
 この作品が放映された1989年。まだ学生であった私「こうたろ」は、「アニメーションを観る」ということは殆ど無く、観ても「世界名作劇場」くらいであり、趣味の大半はTVゲームに費やしていました。 アイドル歌手という存在に対しても特に興味は無く、誰がデビューしてどんな歌を唄っているか知る由もありません。それでも、田村英里子さんの事は知っていたし、「アイドル伝説えり子」という作品も知っていました。 ですが、その時の感覚では「観たい」とも思わず、そのタイトルから想像した内容を「興味無し」と括って、それっきりでした。

 社会人となって8年が近くが経ち、久し振りの平日休暇を取った日のこと。朝、何気なくTVをつけてテレビ東京にチャンネルを変えると、何だか暗い雰囲気のアニメーションが放映されていました。 いわゆる「ながら見」をしていたというのもあり、内容は全く覚えていないのですが、その作品が「アイドル伝説えり子」だということを知り、「あぁ、これが」という感想を持つくらいで、やはりそれっきりでした。

 2000年9月末。業務的な転換、自分の立場の変化というのもあって、その忙しさは社会人になって一番とも言えるものになりました。半年以上続いた激務が一段落した時、何もやる気がしなかったというのもあり、 ちょっと前に友人から借りっ放しだったDVDを観てしまおうと、何気なく再生を開始。43話もあるその作品を1週間もしないうちに観終わり、知らずのうちに作品自体を気に入ってしまいました。 その作品の名は「アイドル天使ようこそようこ」。自分にとって、転機にもなる出会いの切っ掛けとなります。

 2001年3月。「ようこ」の熱はまだ冷めず、唯一無二の「ようこ」ムックを入手。「レジェンドオブアイドル」という名のその本には、「ようこ」だけでなく「アイドル伝説えり子」も含まれており、 そちらには全く興味の無い私は、「えり子」のページを飛ばし読みしていました。しかし、読み飛ばすと言っても目には入る訳で、その部分に気になるカットが出てきてしまいます。 その昔、自分が思っていた作品の内容を超えたドラマがありそうな予感。そして、アミノテツロー監督の手腕に対する信頼。「これは観るしかないだろう!」、そう決めてからの行動は早く、 翌日には作品を知らないというのにLD-BOXを前後編共に購入してしまいました。

 後はご覧の通りです(笑)。ここから先の物語は、皆さんと一緒に綴って行くことになります。
【〜想い〜】
 全51話。決して少なくないボリュームを持つこの作品を観終わって、今だからこそ感じられたものもあると思いますが、「作品が持つパワー」は近年の作品ではなかなか感じられないものがあると思っています。 それなのに、特に「作品」としても語られず、「ファン」としても語られること無く、一種色物的な扱いを受けたまま現在に至っていると思うのは私だけなのでしょうか。

  『この様な良い作品を歴史として残さずに、何を残すのか』

 「Project ADE」の出発点は、「作品を歴史に残すため、自分で何か出来ないか」という想いにあります。

 観終ってから1年。こうたろが出来る限りの友人に薦めて来ました。全てが全て興味を持ってくれた訳ではありませんが、志を同じくする友人も居ました。そんな同志が賛同してくれたお陰もあって、こうして サイトオープンの運びとなりました。個人(有志)で開けているとは言え、ある意味「大きな責任を持たなければならないサイトである」という認識を持っております。もう後には退けません。

 「アイドル伝説えり子」という作品を、ただの「伝説」で終わらせない為の挑戦は今、始まったばかりなのです。
2002.11.01 こうたろ

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