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2007年07月11日

トラスティベル ~ショパンの夢~

担当:こうたろ

 2007年6月14日に発売されたXbox360用ソフト「トラスティベル ~ショパンの夢~」(バンダイナムコゲームズ)。久し振りに発売前に強く「楽しみ!」と感じたソフトです。ちょっとしたプレイレビューも兼ねて、ここに書かせて頂きます。

 CMの作りや、XboxLiveでのムービー配信、体験版配信など、どれもが「名作」たる予感のするもので、期待は高まる一方でした。
 実際プレイし、全ての実績を解除するまでの約1ヶ月を遊び尽くしたソフトですから、満足感はとても高いものです。しかしながら、「名作」には一歩及ばず、という感じであるのは少々残念に思いました。




 以下、雑感を箇条書きにしてみます。

●グラフィックの素晴らしさ、キャラクターの魅力は特筆したい点。キャストも豪華で実力派揃い。それを宣伝文句にしていないのが良い。逆に宣伝していた森本レオ氏のナレーションが冒頭と最後の最後だけというのも…(笑)。
●音楽は作品の雰囲気に合っていて良い。しかし、あまり主張して来ない(テーマとなる一貫したメロディもない)ため、思った以上に印象に残らない。
●著名なピアニストであるブーニン氏が弾いている折角のショパンの曲を殆ど劇中で使わなかったのは、少々勿体無い気がする(使われ方は意外だったので、それはそれで面白いと思ったが)。
●戦闘システムは割り切り方が良く、かなり爽快に作られている。多少の難(移動時にスティックを押し込んで行動終了になってしまう/向きや距離が測りにくい時にボタンを押して、有効打にならないことが多々ある/忙しい割には多少単調さがあるので眠くなる…など)はあるが、マジックポイントの様な制約なくスペシャル技が使えるし、光と闇の特性も面白い。パーティレベルという考え方も面白い。
●ロードの早さは天下一品!いわゆるビジュアルシーンもゲーム画面であるため、全てがシームレス。カメラ固定マップ(自分で動かせないという意味で、完全に固定されていたFFVIIとは異なる)ではあるものの、思っているよりは遊びやすかった(何箇所かは、このカメラワークで難度が上がっていたが)。
●物語が割と小さい。後半の展開も速い気がする。ラストも個人的には「あり」だと思うが、少々難しい。私自身は理解したつもり(2回目のエンディングを観た時に良く分かった)。
●全てを楽しむ為に、最低2周しなければならないのは勿体無い。1周目よりも2周目の方が、大筋の物語を知っているのに面白かったので余計にそう感じる(難易度が高くなって、歯ごたえがあるものになったからではないはず。脇道のシナリオも完結するのは大きい)。
●ゲームの難度としては簡単な部類(2周目であっても)。特に意地悪な箇所も無いが、実績を全て獲得しようと思うとヒントがあまり無いので、必然的に全ての箇所を総当りすることになってしまうのは大変(少なくとも私はそうだった。その為、地理やマップをほぼ完璧に覚えてしまった。だからこそ、獲得出来た時は嬉しかったが(笑))。

 などなど。名作たり得るポテンシャルは持っていると思うだけに、もう少しだけ頑張って欲しかったと感じます。色々な箇所で私が感銘を受けたRPGである「グランディア」を初めてプレイした時の様な感覚を味わうことが出来たので、余計にそれを感じてしまうのかもしれません。しかし、少なくともその「グランディア」の血を受け継ぐ「グランディアIII」よりは、十分に楽しめたと思っています(爆)。

 物語的に続編を期待するタイプのソフトではありませんが、こういう良質のソフトが今後もXbox360で沢山出て来て欲しいと思うのは、恐らく私だけではないでしょう。それでも、ノリで購入してしまったXbox360が「持っていて良かった」と感じられる様になって来たのは大きな誤算かもしれません(笑)。

 今日は、そんなお話。

投稿者 elilin.com : 2007年07月11日 23:57

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